「てるてるぼうずに祈る心」
お元気ですか、明智信作です。童謡の「照る照る坊主」の歌を皆さんは良くご
存知ですね。1番は「てるてるぼうず、てるぼうず、あした天気にしておくれ、
いつかの夢の空のよに、晴れたら金の鈴あげよ」2番の後半は「私の願いを聴い
たなら、あまいお酒をたんと飲ましょ」そして、3番の後半は「それでも曇って
泣いたなら、そなたの首をチョンと切るぞ」であります。この歌は祈りについて、
とても大切な事を教えてくれます。てるてるぼうずに祈る人の精神こそ、多くの
人たちがお参りする時の精神ではないでしょうか。
つまり、神々に向かって手を合わせるけれど、実は自分の願いを神の力を借り
て実現しようとしているのであって、本当は自分が神になっているのではないで
しょうか。そこには、常に自分中心のご利益だけを求める精神があって、心に平
安を得る事ができません。自分よりも、自分の事を良く知り、しかも自分を愛し
て下さる、造り主なる神に信頼し、「神のみこころが行われますように」と祈る
とき、本当の平安が与えられます。祈った事が、その通りに実現しなくても、神
はいつも祈る者を祝福し、最善をおこなってくださっています。祈りによって、
このような確信に導かれる事こそ、祈りの本当の祝福であります。
ニューヨーク大学にあるリハビリテーション研究所の壁に、一人の患者が残し
た詩をご紹介します。
「大きな事を成し遂げるために、力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと 弱さを授かった
偉大な事ができるように、健康を求めたのに
よりよきことをするようにと 病気を賜った
幸せになろうとして、富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが 願いはすべて聞きとどけられた
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべて叶えられた
私は 最も豊かに祝福されたのだ」
(by 明智信作)