お元気ですか? 明智信作です。先回、救いの確証について語りましたが、そ の続きをお話しいたしましょう。

 神が私たちを罪から救ってくださるという確かな証拠、揺るがない根拠は、カ ルバリーの丘で、十字架にかかって死んでくださったキリストにあるということ、 私たちの救いの根拠は、100%キリストの働きにある、ということは、旧約聖 書の出来事が、明確に教えてくれています。すばらしい実物教訓です。出エジプ ト記12:12、13です。

「その夜わたしはエジプトの国を巡って、エジプトの国におる人と獣との、すべ てのういごを打ち、またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。わたし は主である。その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしと なり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。」

 これは神が、エジプトにくだした最後の審判でした。この裁きから逃れる道と して、神は、イスラエルの民に、それぞれの家毎に、傷のない、一才の雄の小羊 をほふり、その血をとって、家の入り口の二つの柱と、鴨居に塗るように、と指 示されたのでした。

 その一連の指示の言葉の最後に語られたのが、12、13節です。これは神か ら一方的になされた約束でした。これが神がイスラエルの民を審判から救うため にお立てになった方法でした。

 傷のない、一才の、雄の小羊は、罪のない神の子キリストを指し示しています。 その血は、十字架のキリストの血をさし示しています。神は審判の時、イスラエ ルの人を見るのではなく、柱と鴨居に塗られた小羊の血を見るのです。

 すなわち、神は、罪のない神の子、イエス・キリストの血を見て、このキリス トを信じる者を赦されるのです。私たちの救いの根拠が100%、十字架のキリ ストにあることを、これは、明確に教えてくれています。

「イスラエルの人々は行ってそのようにした」(28節)

イスラエルの民が、小羊をほふり、その血を、家の入り口と鴨居に塗った行為は、 彼らが、神の言葉を信じる信仰を表しています。神の約束を信じて、その言葉に 従って羊を殺し、入り口の柱と鴨居にその血を塗った人たちは、その血の故に救 われたのでした。

「あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、 あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。決して行いによるので はない。それは、誰も、誇ることがないためなのである。」(エペソ2:8、9)

 私たちの救いの根拠が、100%キリストにあるからこそ、私たちは、自分を 見て、一喜一憂しなくてすむのです。信仰によって、十字架のキリストを見上げ ることによって、このキリストの尊い犠牲の血のおかげで、わたしもすべての罪 から救われる、と確信することができるのです。ここに、わたしたちの平安の秘 密があります。
(by 明智信作)