お元気ですか? 明智信作です。先日、新聞の記事に、70歳の女性の悩みが 掲載されていました。

 15年前に夫を亡くし、娘夫婦や孫たちが、自分のことを無視するようになっ たというのです。「食事の時も自分たちは楽しそうに話しているのに、私は相手 にしてもらえません。私の方から話しかけても、まともに返事してくれません。 身体の具合が悪くなった時などは、車で病院まで送っていってもらいたいのです が、やってくれないので、ハイヤーを呼びます。

 娘は「一緒に住んでいるだけでいいじゃないか」というのですが、家族がいる のに話しもしてもらえないのは寂しくてつらいのです。

 これから、益々、年を取っていくのに、毎日が、こんな状態で、友人に愚痴ば かりこぼしていて楽しくありません。どうすればいいのでしょう。」

 深沢道子さんは、その回答として、彼女の尊敬していたアスリンおばさんを紹 介しています。

 アスリンさんが85歳だった時、若さの秘訣を聞いたら、おばさん曰く、「年 を取るのは本当にイヤだけど仕方ない。せめておしゃれをするわ。それと他人に 何かしてあげること。だって何かしてもらおうと思うとつい思い通りならないと きに愚痴が出るでしょう。愚痴は若さの大敵ですよ」と言いました。

 そばにいるだけで気持ちが明るくなる女性だったそうです。ところが、彼女は、 実際はひどいリューマチで車椅子の生活をしておられたというのです。それにも かかわらず、彼女は、よる、ベッドに入ってから自分にいつも感謝の言葉を言っ ていたそうです。

 左足の小指から初めて順に言います。「今日はどうも有り難う。愛している わ」って。そして一番痛い膝には一番丁寧にお礼を言うそうです。こうして頭の てっぺんに行くまでに、ぐっすり眠れてしまうのです。

 93歳で亡くなるまでこういう生き方をしたアスリン、人生の達人だったと思 いませんか?」

 私たちもアスリンに倣って、感謝の心に溢れて、生活していきたいものですね。
(by 明智信作)