「思い煩いからの解放」

 お元気ですか? 明智信作です。

 イエス・キリストの語られた有名な説教の中に、

「何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらう な。・・・まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、 すべて添えて与えられるであろう。だから、あすのことを思いわずらうな。あす のことは、あす自身が思い煩うであろう。一日の苦労はその日一日だけで十分で ある。」

というのがあります。イエスは、この説教の中で、思い煩うなと幾度も繰り返し 繰り返し言われていることに注意してほしいと思います。

 そして、このことは、弟子のマルタについて、イエスがお語りになったことば、 と共通しています。すなわち、イエスは、マルタに、

「マルタよ、マルタよ、あなたは多くの事に心を配って思い煩っている」

イエスは、思い煩いから解放されるためには、第一の事を第一にする事、すなわ ち、まず神の国と神の義とを求める事である、と優しく教え、諭しておられるの です。

 神の国と神の義とを求めるとは、神のみこころを知り、そのみこころに完全に 従う事を求める事です。

 エレン・ホワイトというクリスチャン指導者は、この事に関連して、「すべて の事においてイエスを最初として最後とし最上とするように」と書いておられま す。

 そうするとき、そのほかの必要は、ことごとく、主によって満たされます、だ から心配する必要はありません、とイエスは教えておられるのです。

 私達は、日常生活の中で、仕事において、心にかかる事がいろいろあります。 その問題の解決のために、いろいろ考え、自分の力の限りをつくします。

 しかし、その問題の解決のためにも、まず、あの十字架にかかって私達のすべ ての罪から救ってくださったキリストの愛と、すべてを造り、支えておられるキ リストの偉大な知恵と力に信頼して、どんな問題も、すべて神にうちあけ、知恵 と導きとを祈り求めることであります。ここに平安の秘訣があります。思い煩い からの解放があるのです。
                             (by 明智信作)