「いつでも感謝」
あるお百姓さんが、隣の人に「どうも今年はトウモロコシの出来が悪くて困っ
たものだ」といって不平を言いました。
隣の人が「麦の出来はどうだったのかね」とたずねたら「イヤ麦は上出来だっ
た」と答えました。その隣の人はさらに続けて「ジャガイモの出来は?」とたず
ねたら、「悪くなかった」という返事が返ってきました。
その時この隣人はそのお百姓さんに次のように提案しました。「トウモロコシ
が出来なかったといって嘆く前に、まず成功した小麦やジャガイモの収穫のこと
を考えて感謝したらどうですか。失敗したことを考えるのは一番最後の最後でい
いのではないでしょうか」
この隣の人の提案は、まことに大切な人生訓の一つではないでしょうか。
聖書の新約聖書ピリピ人への手紙4章4節に次のような言葉があります。
「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい」
私たち人生の歩みにおいていろんな事があります。苦しいこと、悲しいこと、
つらいこともありましょう。しかし、よくよく考えてみると喜ぶべき事、感謝す
べき事もいっぱいあるのです。しかし私たちはあまりにも失敗したことやおもし
ろくなかったことを考えたり思い出したりすることに時を費やし過ぎているので
はないでしょうか。
この隣人のアドバイスのように、まず喜ぶべき事、感謝すべき事を考えるよう
にしたら、私たちの人生はどんなにか楽しいものに変わることでしょう。
「かぞえてみよ主のめぐみ」という賛美歌があります。
今日も喜びと感謝に満ちた一日を過ごしましょう。
(by 鴨田増一)