ニュースタート健康法

そしゃく運動

 動物は生きていくための活力源である栄養を、口の中から得ます。口の周りに はさまざまな機能があります。

 例えば、かむことによるあごからの刺激が神経を刺激して、学習や記憶、ある いは物事を認識、判断したりする機能を持つ、脳の大脳皮質の活性化を促します。 さらに、老化現象により低下した脳の働きをある程度回復させるとの報告もあり ます。

 そしゃくすることで、口や首の周りに筋肉に伸縮がおき、その中を走っている 血管の血液循環が活発になり、脳全体の血の巡りがよくなることが明らかになっ ています。これも脳の活性化につながります。

 そしゃく運動が行われると、反射的にだ液の分泌がよくなります。だ液の99 %は水ですが、その他の有機物質としてムチンや消化酵素であるアミラーゼとと もに、成長や発育を促すパロチンというホルモンが耳下腺から分泌します。

 パロチンは、膵臓に働きかけてインシュリンというホルモンの分泌を促すとの 報告や血液中の脂肪量にも影響を与えるともいわれています。十分なそしゃくは 数多くの精神的、身体的な効能があります。
(平成12年6月30日中日新聞より)