腹八分目運動八分目が大切
戦時中、多くの人が肺結核でなくなりました。でも栄養状態が良かった人は、
結核の薬がなくても、免疫力で自然に治すことが出来ました。人間の健康には、
栄養の基礎は不可欠です。
それでは、現代の日本人には栄養の問題はないのでしょうか。「栄養状態が良
い」というのは、摂取総カロリーが十分であるだけでなく、すべての栄養素が満
ち足りている状態です。栄養素としてはタンパク質、脂肪、糖質の三大栄養素を
はじめ、ビタミン、ミネラル、食物繊維の計六種類が知られています。
現代人はビタミン、ミネラル不足といわれています。カップラーメンばかりを
食べている若者がビタミンB1欠乏になるという報告もあります。つまり、太っ
ている人、体格のいい人でも一部の栄養素が欠乏することはあり得るわけです。
また風邪をひくと、ウィルスと闘う白血球のビタミンCが消費されるため、ビタ
ミンC を補給するといいことが知られています。ビタミンCは、代表的な抗酸化物
質で、体の老化、がん、動脈硬化を促進する「活性酸素」を消してくれます。
活性酸素が増える原因は食べ過ぎ、喫煙、激しい運動、大気汚染、農薬、放射
線など。ですから長寿の秘訣は「バランスの良い食事を腹八分目」と「運動八分
目」なのです。
参考資料:健老診断 河野 和彦 愛知県厚生連海南病院 老年科部長 中日新聞
2000年 2月 17日 掲載