「りんごの種」

 アメリカの中央部にジャニー・アップルシード、「りんごの種のジャニー」と いうあだ名をもったひとりの人が住んでいました。何故このようなあだ名がつけ られたかというと、彼は仕事の関係で馬に乗ってよく旅行しましたが、その時か ならずポケットの内にりんごの種を入れて、旅先の道端とか、土地のよく肥えて いるところなどにそれを蒔いていったからなのです。

 この「りんごの種のジャニー」氏がなくなってから数十年たった今日、彼が蒔 いたりんごの種はみごとに生長し、実をむすんでいるのです.彼がかつて通った 道は、今日、美しいりんごの並木道になり、ところによってはりんご林が出来て いるということです。さらに心ある人々の手によって、その実から取った種は、 つぎつぎと蒔かれ、生長し、ふえひろがっているのです。

 聖書の新約聖書ガラテヤ人への手紙五章の二二節、二三節に、キリストの教え に従って日々生活している人は「愛、睾び、平和、寛容、慈愛、忠実、柔和、自 制」というすばらしい実をみのらせることが出来るのだと書いてあります。

 私達にとって、このジャニー氏のようにりんごの実を各地に実らせることはむ ずかしいにしても、品性の実をキリストのお助けによって実らせることは出釆る のです。

 イエス・キリストを仰ぎ見て、そのみ教えに従ってゆくときに私達は知らず知 らずのうちに、愛、害び、平和、寛容などのすばらしい実を実らせることが出来 ます。このような品性を身につけたいものですね。
(by 鴨田増一)