「コンピューターとの対話」

 もう二十何年も前のことになりますが、ある銀行で「コンピューターとの対話」 という催しがありました。生年月日を知らせると、ただちにコンピューターがそ の人の生まれた日が何曜日であったかを答えてくれるというのです。すすめられ て私もこの〃コンピューターとの対話〃を試みてみました。すると私の生まれた 日が火曜日であるということがわかっただけでなく、当時四十三才であった私に とって興味ある次の事柄を教えてくれました。

 それによりますと、私が生まれてから四十三年間、一万五千四百九十四日が過 ぎたということ、もし生まれてからその日まで毎日一本ずつ牛乳を飲んでいたら、 その量は全部で二千七百八十八リットル、ドラム缶で十三・九本、その空き瓶を 積み重ねると二千百六十九メートルで、東京タワーの六・五倍になるというので す。「ちりも積もれば山となる」といいますが、本当にすごいものです。

 私たちは一口に一年といいますが、それが一秒一秒、一日一日の積み重ねであ ることに思いを及ぽすと、感慨無量です。

 讃美歌の四六三番にも「ささやかなるしずくすら流れゆけば海となる。こまや かなるまさごすら、積もりぬれば山となる。あだにすごすつかのまも、わがいの ちのひとよなり」と歌われています。「わずかなものに忠実」(マタイ二五の二 一)な人が、大事を成し遂げることができるのです。

(by 鴨田増一)