「ホノルルに思う」

 ハワイは夢の楽園であるとよく言われ、新婚旅行もこの島がブームになってい るようですが、実際ホノルルの町を中心としてオアフ島を少し歩き回っただけで も、楽園の雰薗気を味わうことができます。そこには訪問者を魅了してやまない 南国の美しい風物があり、あたたかく迎えてくれる人々の心があります。

 友人の車で島めぐりをした時、ハナウマベイという名前の小さな静かな入り江 を通りましたが、その美しさは今でも忘れることができません。断崖の下に椰子 の林にかこまれた白浜がひらけているところです。上から眺めると椰子林のなか に点在するビ−チパラソルと、紺碧の海をすべるように動いてゆく色とりどりの 水着が周囲の緑と青によく調和してハッと息をのませるものがあります。

 私達はサンフランシスコの港から船で横浜へ帰る途中、再びこの島に立ち寄り ました。燃料補給の都合だけで、見物する時間のない寄港でしたので、その夜遅 くホノルルの港を出た時、町の灯火が見えなくなるまで甲板に立っていました。

 その時、すぐそばにいた人が首にかけていたレイをはずして暗い海に投げこみ ました。投げたレイがワイキキの浜辺にたどり着いたら、その人は再びこの島を 訪れることができるという、言い伝えがあるからなのだそうです。

 このあと私は船室に戻って、もうひとつの楽園、すなわち神の国のことを考え ました。

 この世の楽園もいいでしょう。しかし私どもが心から望むべきは天のパラダイ スではないでしょうか。そこは「死もなく、悲しみも、叫びも痛みもない」とこ ろ、「神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる」とこ ろです。(黙示録二一章三、四節)

 あなたもこんな場所を訪れることができるよう、レイをお投げになりませんか。 目を天にむけて、神の偉大な楽園を、聖書を通じて訪れてみてはいかがでしょう。
(by 鴨田増一)