人はその口の実によって、幸福に満ち足り、人の手のわざは、その人の身に帰る。箴言12:14

あいさつ

 2才4ケ月の創一郎君は、きちんとごあいさつが出来ます。おばあさんと公園 に行った時、6才位のお兄ちやん達が、砂場で小さいスコップを使って 遊んで いました。劇一郎君は お山をつくり始めましたが、そのスコップを借りたくて たまりません。

 お兄ちやん達は スコップを使っていない時もあるので、創一郎君は借りたい のですが、創一郎君が貸してほしそうにすると、そのうちの一人のお兄ちゃんは、 スコップを後ろにスーッとかくすのです。

 おばあさんが「『かしてちょうだい』と言ってごらんなさい」と教えて下さっ て、創一郎君は、早速お兄ちゃん達のところへ行って、「かしてちようだい」と 言ってみました。すると、お兄ちやんは ボイツとスコップを投げてくれました。

 創一郎君は、うれしくて、すぐに、お兄ちゃんの顔をのぞき込んで、「ありが とう。ありがとう。」と言いました。そのお兄ちゃんは、ぴっくりして、すぐに 創一郎君のために、大きなお山をつくり、トンネルを掘って、仲良く遊んでくれ ました。

 又、或時には、創一郎君が、家の近くで遊んでいる時、とても気むづかしい顔 をしたおじいさんが、そこを通って行きました。このおじいさんは、お友達がな く、いつも 全然面白くないと言った顔をして、誰ともお話しをしない人なので すが、創一郎君は、そのおじいさんを見ると、そばに行つて、「こんにちは」と 言いました。

 おじいさんは、立ち止まって、創一郎君の顔をじ−つと見ていましたが、「あ んたはおりこうさんだね」と感心して、ニツコリと笑いました。創一郎君のお母 さんも 気むづかしそうなおじいさんが笑うのを見て、「本当によかった」と思 いました。

 ごあいさつがキチンと出来ると、とても楽しくなりますね。
(提供:母と子のはこぶね学園)