父と母を敬え
「あなたの父と母を敬え。これは、あなたの神、主が賜わる地で、あなたが長く
生きるためである。」
この言葉は神様が人類にお与えになった戒め、「十戒」の中の言葉です。「十
戒」には、私たちが神様の恵みにあずかり、人が人として人間らしく生きてゆく
には、どうしたらいいか、人が神様を愛し、人を愛して生きてゆくための方法が
10にまとめられています。
1、神様の他、なにものをも神としてはならない。
2、偶像を拝んではならない
3、神様の名前をふざけて唱えてはならない。
4、安息日を覚えて、これを聖とせよ。
5、あなたの父と母を敬え。
6、殺してはならない。
7、姦淫してはならない。
8、盗んではならない。
9、偽証してはならない。
10、むさぼってはならない。
前半の4つが神様を愛する戒め、後半6つが人を愛する戒めです。
ところが、昔ユダヤの社会では5番目の「父と母を敬え」という戒めを前半の
神様を愛する戒めの中で理解していました。
ユダヤ人は「人は、父と母を敬うことを通して神を敬うことを学ぶ」という考
えを持っていたからです。どうやら、父と母を敬うということは、現代の私たち
が考えている以上に大切なことだったらしいのです。
そして「父と母を敬う」ことによって人は愛を知り、幸福に導かれてゆきまし
た。
多くの権威が喪失している現代、それは子供たちにとって開放の時代ではなく、
とても悲しむべき時代なのかもしれません。現代が「父と母を敬え」という根拠
を見失っているとするなら、その根拠をもう一度聖書の中から見つけ出してゆけ
たらと思います。
(by 藤田 昌孝)