ひとりで行けた。
主の使は主を恐れる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる。(詩篇34:7)
はこぶね学園卒園生のあきら君が5才の時経験したお話しです。
あきら君は、歩いて20分位かかるところにある水泳教室に通っていました。
いつもはお母さんと弟のはじめ君と一緒に行っていましたが、その日は、ちょう
ど出掛けようとした時、飼っていた柴犬のミミが、どこかへ行ってしまって見当
らないのに気が付きました。さあ大変!ミミを探さなくてはいけません。水泳教
室が始まってしまいます。
この水泳教室へ行くには、森を通り、畑の中の道を通り、車が沢山走る、信号
のある横断歩道を渡り、小田急線の踏切(無人)を渡って行く、子供にとっては
少しばかり心配な道のりなのです。
「あきら君、お母さんはミミちゃんを深してつれてこなくてはいけないの。ミミ
ちゃんが見つかったら、すぐに水泳教室に行くから、あきら君ひとりで水泳教室
へ行ってちょうだい。」「ボクひとりなんか行かれない。」あきら君は行かれな
いと言つて泣き出しました。しばらく二人でお話ししていましたが、なかなかあ
きら君の決心がつきません。お母さんが「お祈りしましょう」と言いました。
二人は森の入口でしゃがんで一生懸命お祈りしました。あきら君の天使さんが
一緒に行って下さることを思い出しました。お母さんとお祈りしている間に、あ
きら君も心が落着いてきました。お祈りが終って、あきら君はひとりで行こうと
心に決めました。
あきら君は、天使さんと一席に森を通り、畑の中の道を通り、横断歩道と踏切
りを渡って水泳教室に着きました。
ミミが見つかって、お母さんが急いで水泳教室へ走って行った時、教室では、
あきら君がいつもと同じようにお友達と一緒になって元気に泳いでいるのが見え
ました。お母さんはホッとしました。お母さんはうれしくて、うれしくて、「神
様、有難うごぎいました」とお礼を言いました。
(提供:母と子のはこぶね学園)