ハバチの話
わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたし
はみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って
下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためでありま
す。(ヨハネ 17:11)
虫は 襲われた時、いやな感じのものを口から出して 身を守ろうとする性質
があります。皆さんは、バッタをつかまえた事がありますか。つかまるとバッタ
は口から赤色の汁を出していたでしよう。その汁は「タバコ汁」と言って、「ネ
バネバ」しているので、大抵の人は気持悪がって手を離してしまいます。
ハバチも 同じような面白い佐質をもっています。この虫の幼虫の時は、松の
葉を食べます。松の菓のつけ根のところには、松やにという「ネバネバ」したも
のがくっついています。松やには、松の木の皮をむいたり、傷つけたりしても出
てきます。これはとてもまずくて、普通の虫は食べないので、こうやって松は自
分を守っています。
でも、このハバチだけは、松やにを食べるばかりか、それを貯えたりもするの
です。幼虫は松やにを食べておなかの中にそれを貯えます。そこへ蟻とかくもと
かが、幼虫を食べにやってくると、幼虫はおなかに貯めていた松やにを敵の上に
吐き出すのです。松やには「ネバネバ」しているので、敵はくっついてしまって
あわてます。そのすきに 幼虫は逃げることが出来ます。
幼虫が大きくなって、さなぎになっても、松やにはおなかの中に入ったままで
す。しかし、さなぎからかえって成虫になる時は、もう松やにがいらな<て、さ
なぎの中に残したまま 空へ飛んで行きます。
神様は、こんな小さな虫にも驚い知恵を与えて下さっています。
(提供:母と子のはこぶね学園)