ワシ

わたしがかけのぼり、その巣を高い所につくるのは、あなたの命令によるのか。 (ヨブ記39:27)

 ワシの夫婦は、とても仲良しで、死ぬまで一緒にいます。そして、一方が死ぬ と、残されたワシは何ケ月も悲しみ、相手を呼び求めながら 一緒に住んでいた 巣にもどって来ます。

 ワシは普通、巣を一つしかつくりません。そして、嵐とか何かによつてこわさ れない限り、生きている間、その巣にずっと住みます。ワシは自分の巣がとても 好きで、食べ物がなくなったり、お嫁さん探しに行く時のほかは、巣から離れま せん。

 ワシは食物を探すために、別の場所に移って住む事もありますが、必ず又もと の巣にもどって来ます。帰って来る度に、木の枝やコケとか草とか羽などを持っ て来て、古くなった巣を新しくなおし、子供が生まれてもいいように 準備をす るのです。

 そして、卵を生むとワシの夫婦は、とても大事に卵を暖めます。交代で食物や 必要なものを探しに行きますが、その間、もう一方はじっと巣にすわって待って います。長い時は3日位、ずっとすわり続けている時もあります。

 こうして 卵を暖め始めてから35日たつと、ひながかえります。それからの お父さん、お母さんワシの仕事は大変なものです。何週間も何週間もの間、子供 の為に、魚を運んできます。そして、子供が、自分で爪とくちばしを使って魚を ひきさいて食べられるようになるまで、くりかえし、くりかえし、根気よく教え るのです。

 段々大き<なってくると、今度は「さあ、とんでごらん」と子供達を励ましま す。おっかなぴっくりでも、やって見た時は、おやつをあげて、もっと元気づけ ます。こうして、何回もやっているうちに、お父さんお母さんと同じように高い 空まで飛んでいけるようになります。魚のとり方も習います。

 ワシの目は、とても良<見えて、5km先の魚でも 見ることが出来るのです。
(提供:母と子のはこぶね学園)