「あなたの父と母とを敬え」。これが第一の戒めであって、次の約束がそれにつ
いている、「そうすれば、あなたは享有になり、地上でながく生きながらえるで
あろう」 エペソ人への手紙 6:2,3
キタキツネ
函館小学校のすぐそばの畑の中にキタキツネの巣がありました。児玉さんは、
小さいつとむ君をつれて小学生と共にそこへ行って見ていましたが、ある5月の
暖かな日曜日にその近くまで行くと、大きなキタキツネがその巣から出て、ゆう
ゆうと県道を渡っていくのに出会いました。
皆が「キツネだ!キツネだ!」と大騒動してカメラを持って追いかけました。
しっぽが長く太いのです。犬に似ていますが、確かにキツネでした。何枚か写し
た写真はお友達に見せてあげました。キタキツネは日本では北海道だけに住む、
大きくて美しいキツネです。
東京にいる時はお話を聞いたり、本で見たりしか出来ないのですが、近くでキ
タキツネを見るようになって色々な事がわかつてきました。
ずっと前、函館三育小学校でウサギやニワトリを飼っていた時の事です。雪が
沢山降った冬の夜、キタキツネがやってきてウサギやニワトリを全部食べて行っ
てしまったことがありました。
キツネの赤ちやんにとっての敵はイヌワシやタカ、大型のフクロウやヒグマ等
です。大人になったキツネにはこれと戦った敵はありません。
2月頃から7月頃までは、親子仲良く暮します。そして、秋から冬にかけて北
海道の厳しい寒さを乗り越え、雪と氷の日を過ごして、食べ物がいっぱいある夏
を又迎えることの出来る若キツネは全部の子ギツネの16%だそうです。
3匹か4匹生まれた子ギツネの中で、一番強いのから、親ギツネは子ギツネを
激しく攻撃するのです。そして一匹ずつ親ギツネとお別れして行きます。9月頃
には皆バラバラになって自分で食物を探して生きていくのです。
この一年にもならない7ケ月位の子ギツネがひとり立ち出来るように親ギツネ
は、子供が生まれて7ケ月までの間に食物をとる事や、敵から自分を守ること等、
何でも全部教えるのです。
しっかり覚えた子ギツネはしっかり生きていく事が出来たでしょうね。キタキツ
ネもがんばっているのね。
(提供:母と子のはこぶね学園)