選び

わたしは命と死および祝福とのろいをあなたの前に置いた。あなたは命を選ばな ければならない。そうすればあなたとあなたの子孫は生きながらえることができ るであろう。
これは申命記30章:19節の言葉です。

 人間の持っている能力の中で、神様が最も尊重しておられる能力は、「選ぶ」 という能力です。

 人類最初の大きな選びは、善悪を知る木の実を食べるか否かという選択でした。 神様は人間を、自由意思を持たないロボットのようには作られませんでした。人 間が自らの意思で神様の愛に応えてゆくことを主はお望みになったのです。自分 の人生を自分の選びによって切り開いてゆく、この選択能力を神様は、人の尊厳 として与えられました。

 人間はもの心ついたときから、あらゆることを選んできます。何を見るか、何 を聞くか、何を食べるか、何を話すか、何をするか、何を信じるか、それら、数 え切れない選択、選びを繰り返して生きてゆきます。そして、その一つ一つの選 びの積み重ねによって、習慣が生まれ、習慣は、その人の人格を形成してゆきま す。幼い頃からの一つ一つの選択がその人の人生を決定してゆくと言っても過言 ではありません。

 悪魔はその選択能力を奪おうとします。そのための常套手段として、依存症と いう罠を用います。アルコール依存症、ニコチン依存症、薬物依存症はその最た るものです。悪魔は人がやめたくてもやめられないように、その人の選択能力を 奪おうとします。

 また、悪い習慣もその人の選択能力を奪います。不摂生の習慣はその人の人格 をゆがめてゆきます。

 幼い子どもたちはもちろんのこと、成人した者も、今からでも遅くはありませ ん、毎日の小さな選びが自分の人生を変えてゆくものだということを改めて見つ め直しみるのはいかがでしょうか。
(by 藤田 昌孝)