菜食料理入門コースその16

  食欲

「食欲が無いときには、これこれこういう物を食べましょう。」良く聞いたり、 見たりする言葉です。皆さんは食欲が無いときは、どのように対処していますか。 結論から言いますと、食欲が無いときは食べないのが一番良い方法です。体が欲 していないのに無理に食べる事はないのです。食欲がなくなるというのは、体の 機能がうまく働いてない証拠なのです。

 どうして食欲がなくなったかを確かめるのが先決問題ではないでしょうか。食 前食後に多量の水を飲みませんでしたか。胃液が薄まり、消化能力が低下します。 特に暑くなると清涼飲料水を飲む機会が多くなります。糖分の多量に混入された 飲料水を飲むと栄養素はほとんどないですが、カロリーだけは摂るので食欲は無 くなります。

 空腹を紛らすために甘い菓子類を食べませんでしたか。血糖値が急上昇し食欲 が無くなります。間食で空腹を満たし、食事時には食欲が無くなるという事が多々 あります。

 寝る前3〜4時間前までに夕食を終えましたか。たっぷり食べてすぐ寝ると、 睡眠中も消化器官が働き続け、休むことが出来ず、朝になっても食欲が出ません。 夕食は寝る3〜4時間前にすませることをお奨めします。そのようなことは不可 能といわれる方は、夕食を摂らないか、消化の良い食べ物をほんの少々摂るかに します。そしたら睡眠時には、消化器官も休息でき、朝に食欲がわきます。朝に 十分食事をとる方が、夕食をたっぷり食べるよりも色々な点で心身の健康につな がります。このような食生活は、肥満防止にも役立ちます。

 休息は十分ですか。7〜8時間の睡眠はとれていますか。一週間に一日は心身 共に休む日がありますか。

 ストレスがたまっていませんか。ストレスを解消する方法を心得ていますか。 運動は十分ですか。冷や汗ではなく体を動かして汗をかいていますか。お金は使 うと減りますが、体は使わないと退化してしまいます。酷使はお奨めできません が、適度に使いましょう。体を動かすとストレス解消にもつながります。でも他 人と競争するような運動は避ける方が賢明です。競争はストレスにつながります。

 食欲が無いという体からの信号を大切にし、自分の生活習慣を一つ一つ考え直 してみましょう。
(by 壷田 淳子)