五羽のすずめは二アサリオンで売られているではないか。しかも、その一羽も神
のみまえで忘れられてはいない。ルカ12:6
スズメ
ぼくは、スズメで−す。なんだぁスズメか、体の色もきれいじゃないし、つま
らない鳥ですって?それはないよ君!!やさしい人や、イヌを見つけて、餌をも
らいにいくし、ちやんと水あぴをして、体をきれいにします。ネッ、とてもりこ
うでしょう?
僕達だって、いっしょうけんめい生きているんですよ。僕達は、春早く結婚式
を行ないます。雄スズメが雌スズメに、「お嫁さんになって!!」とうたいます。
巽を、ブルルと震わせて、尾羽を、ピクピクふりながら、ピイピイ、コロコロと
うたうのです。そんな時の声は、エンマコオロギのように澄んだきれいな声です。
仲間に素敵なお嫁さんが見つかりました。結婚式が終わって、巣づくりが始まっ
たのです。鳥の羽と枯れ草で、あたたかい気持ちのよい巣をつくるのです。
羽毛をあつめるため、スズメはよくニワトリ小鼻のまわりにやって来ます。時
には、糸くずや、紙切れを運んでいくこともあります。
スズメが巣づくりをする場所は、のき下や、壁のすき間、皆が知ってる場所で
す。でも、ネコや、いたずらっ子に見つかると大変。スズメ達は見つからないよ
うに、用心して巣づくりをします。
巣は、10日くらいで出来ます。それから、雌が巣の中に卵を産み、親鳥が交
替で、大事に卵をあたためます。
12日間ほどあたためられた卵から、めでたく、ひな鳥が誕生しました。おば
けみたい!ですって?羽もはえてないし、目もみえません。でも、大きな口を開
けて、餌をねだります。
だけどまだ卵の時の栄養が、体に残っているのです。すぐに餌を食べなくても
だいじょうぶです。ひな鳥は、2〜3日たつと「シシシ」と小さな声でなき出し
ます。大きくなってくると「シリシリシリ」となきます。
暖かい五月の風が吹く頃、ひな鳥達は すっかり羽もはえそろって、巣の外に
出て来ます。あのおばけのようだった赤ちやんも、すっかりかわいくなりました。
でもまだ、えさをひとりで食べられず、親鳥から口移しでもらいます。
犬の残りごはんをあらそって、今日は大げんか。お腹をすかせたひな鳥のため
に、親鳥は、一生魅命です。「虫やごはんつぶを早くひとりで見つけられるよう
にならなければいけませんヨ。」ひな鳥の口に、ごちそうをつめこみながら、親
鳥が励ましています。
しかし、親鳥も いつまでもひな鳥につきそってはいられません。巣立ってか
ら10日くらいで、別れ別れになります。ひな鳥は、飛び方がへたで、よく色々
なものにぶつかります。
雨あがりの水たまりを見つけると、皆と同じに、じいっとしていられず、すぐ
に飛び込んで水あぴをします。それから砂遊びも大好きです。
夏のたんばは緑色。いなほが、サワサワ波うちます。ロぱしで青いイネの実を
「プツン」とつぶすと、スズメの大好きな白いしるが出て来ます。
こうして子スズメも 大人になっていくのです。 参考図書 スズメ 偕成社
(提供:母と子のはこぶね学園)