カスピ海のヨーグルト

 昨年「カスピ海のヨーグルト」とうものが全国的なブームとなっていました。 人づて、口コミでまたたくまに全国に波及してゆきました。

 さて、このヨーグルト、食べた後、それを少し残しておいて、牛乳に入れてお きます。すると、その牛乳が発酵してさらに新しいヨーグルトが出来上がります。 食べては残し、牛乳に加え、新しいヨーグルト作る、という行程をを繰り返して ゆくわけです。

 この作業は、マタイ13:33に書かれています「パン種の譬え」に似ていま す。

「天国は、パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜる と、全体がふくらんでくる」

 パレスチナでは、パンは自分の家で焼いていました。三斗の粉とは、比較的大 人数の家族でパンを焼く場合に用いられる量だと言われています。パン種とは少 量のパンのかたまりで、パンを焼く場合、次に焼くときのために少し残しておく のもです。これが保存しておく間に発酵して、次にパンを作るのときのパン種と なるのです。

 それはちょうど「カスピ海のヨーグルト」とよく似ています。

 この譬えがなされた当時、イエス様の救いを伝えるために、弟子の数はあまり にも少なく、その存在は小さく思えたかもしれません。広い世界に、キリストの 救いを伝ええることができるのだろうか?。しかし、弟子たちにゆだねられた天 国のパンダネは、はたして全世界にゆきわたることになるのです。

 今日も私たちは、聖書を通してイエス様からの天国のパン種いただく事ができ ます。聖書から神様のお言葉をいただき、それを信じ、神様のお働きを期待して ゆきます。パン種は熟成し、私たちのうちに神様の働きがなされてゆきます。

 私たちのうちから始まったその小さな天国は、さらには家庭や、職場、周りの 環境に影響を及ぼしながら、その場所を神様の働かれる小さな天国と変えてゆく のです。そしてもし、そのパン種をどなたかにお渡しすることができたなら、天 国はさらにその影響を広げてゆくにちがいありません。

(by 藤田 昌孝)