互に愛し合いなさい。ヨハネ13:34中句

 オグロジカと野ウサギ

 シッポの黒いオグロジカという鹿がいます。

 或る日、このオグロジカが松林のそばの草地に、立っていました。

 突然中から、一匹の野ウサギが出てきました。野ウサギはピョンピョンととび 出してきて、鹿の角のすぐそばの頭の真下のところに、チョコンと立ち止まりま した。そして、そこにうずくまって、ジッとしずかに待っているのです。

 鹿はウサギの頭や背中や瓜をなめ始めました。十分位の間に、全部きれいにな めてしまいました。ウサギの毛には塩分がついていて、それが鹿には、とてもお いしかったのです。ウサギの方も、なめてもらって、とてもきれいになりました。

 動物は、他の違う種類の動物とは関係なく暮していると思うかも知れませんが こういう風に お互いに助け合い、楽しみ合って生きているものが沢山あります。
(提供:母と子のはこぶね学園)