羊年

 2003年、今年の干支は羊です。羊の絵柄の年賀状をいただいた方も多いの ではないでしょうか。

 聖書の中に、羊はいろいろな象徴として登場してまいります。

 まずそれは、救い主イエス・キリストを表わします。ユダヤの民は、自分たち の罪の許しを願い、羊をささげました。イエス・キリストも全人類の罪の許しの ために、十字架にかけられ、死に渡されたのです。

 もう一つ、羊は私たち人間にたとえられています。その場合、イエス様はご自 身のことを、羊飼い、または羊の門にたとえておられます。

 当時、パレスチナ地方の羊飼いたちは、温かい季節、夕方になりますと、羊た ちを丘の中腹に集めます。その周りに石を積んで羊が飛び越えられないようにし ました。その出入り口には、扉がついているわけではありませんが、なんと、そ の出入り口に羊飼いが寝そべっていたというのです。羊は羊飼いを飛び越えない かぎり、出入りすることはできませんでした。文字通り、羊飼いは羊の門でもあっ たのです。

 イエス様はおっしゃいます。

「わたしは門である。わたしをとおってはいる者は救われ、また出入りし、牧草 にありつくであろう。わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに得させるため である。わたしはよい羊飼である。よい羊飼は、羊のために命を捨てる。ヨハネ による福音書10:9〜11 の言葉です。

 イエス様はご自分のことを羊の門・よい羊飼いであるとおっしゃいました。私 たちは罪を犯して神様との断絶を経験しますが、イエス様のおかげで、もう一度 自由に神様の前に出でることができるようになったのです。そして、神様から自 由に命を豊かにいただくことができるようになりました。

 イエス様はご自身の命をかけて、そのことを全人類に実現してくださったので す。
(by 藤田 昌孝)