言葉の効果

 私ごとで恐縮ですが、新年にいただきました休暇の3日間、年末年始の疲れが 一度に出たのか、おせち料理を食べ過ぎたのか、風邪で寝込んでしまいました。 病院通いと寝たきりのまさにさんざんな寝正月でした。

 今回お世話になった内科のお医者様、それはそれは良くおしゃべりになる先生 でした。専門は小児科で、子どもの診察になると、ひたすらしゃべり通しです。

 「はい今日はお正月料金ですから6万5千円ですね…冗談ですよ、冗談」。 「この間初詣でいったら、『しゃべりすぎに注意』って出ちゃって、ぼくにぴっ たり」。「でも性格は中々直りませんからねー。しゃべってないと調子がでない んですねー」。

 すると、看護婦さんがやってきて、
「先生、待合室、患者さんで一杯です、お願いですから早くすませてください。」 「はいはい、わかりました。じゃー行くよー。スペシャル・エキセントリック・ ビーム光線!悪い風邪菌飛んでゆけー」

 隣の部屋で点滴をうけている私はそれを聞いて思わず吹き出してしまいました。 本当はとても苦しくて、待合室のテレビさへ見る気がしませんでしたが、この先 生のお話には聞き入ってしまい、ついつい笑ってしまったのです。

 「なーんだ、ぜんぜん笑ってくれないの?冷たいなー。うけてくれるのはお母 さんばかり。明日は休診日だけど、おいで、見てあげるからね。」

 こんな先生ですから、どんなに待たされても、患者さんは文句を言いません。 苦しい時にかけていただく言葉というものは本当に力づけられるものだなーと思 いました。

 ヨハネによる福音書1章1節に

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

というくだりがあります。私共の命の根底には、言、神の意志があります。私共 の命には意味があるのです。また、世のだれもがふり返ってくれなくても、語り かけてくる言があります。それは救いの言、神の言葉です。

 人を生かそうとして語りかけておられる、イエス様のお言葉、聖書のみ言葉に よって生かされる一年でありたいものです。
(by 藤田 昌孝)