怠りは人を熟睡させる、なまけ者は飢える。戒めを守る者は自分の魂を守る、み 言葉を軽んじる者は死ぬ。箴言19:15,16

 ずうずうしい危険なお客様

 アリの巣に住んで、アリの幼虫とさなぎを食べてしまうハネカクシのお話です。 このずうずうしい危険なお客様のハネカクシは、アリにとっては、とても困り者。 アリの大事なものをとって行くハネカクシを追い出さなくてはいけないのです。

 ところが このハネカクシは、すてきなお土産をアリの鼻の先につきつけるの です。アリにとっては、とてもがまんが出来ない、おいしいごちそうなので、ア リは、ハネカクシを追い出せません。

 ハネカクシの背中の毛の脇にある水分を、おなかの腺から外に出すのですが、 この水分が、アリにとってはがまんできない程おいしく感じられます。この味を 覚えてしまったアリは、もう止められなくて、一生それがほしくなってしまうの です。

 だから危険なことがわかっていながら、ハネカクシに巣の中で一番良い場所を あげてしまいます。

 ハネカクシと幼虫は、大いばりでアリの巣に住みつき、アリの卵と幼虫を食べ ます。だから、アリの家族はドンドン減って、アリの住むところは狭くなってし まいます。

 この不思議な水分を出すハネカクシが多くなりすぎると、アリは生きていかれ なくなると思われますが、神様は、このなさけないアリが皆いなくなってしまわ ないように考えて下さいました。

 それは、アリが余りに一生懸命にハネカクシのさなぎのお世話をするので、さ なぎは太り過ぎ、又、アリが休まずお世話をしすぎるので、されるさなぎは疲れ て死んでしまうのです。

 アリは お世話をしすぎるためにハネカクシのさなぎが死ぬとは思いもしませ ん。でも、それでハネカクシの場所がドンドン広がる事はなくなって、アリの巣 は守られるのです。
(提供:母と子のはこぶね学園)