悪しき者は自分のとがに捕えられ、自分の罪のなわにつながれる。箴言5:22

 アリジゴク

 まさひこ君は、小さい子供達が大好きで「おにいちゃん遊ぼう」と集まって来 ると、みんなをおんぶしたり肩車したりして、よく遊んでくれます。でも、こん なにやさしいおにいちやんにも、一つだけ 悪い癖がありました。それは「して はいけません」と言われたことをして、お母さんや先生を困らせていたことです。

 ある日、まさひこ君が牧場で遊んでいた時、アリジゴクを見つけました。アリ ジゴクは、ウスバカゲロウ科の昆虫の幼虫で、土の中にすりばち状の穴をほり、 アリをとらえて食べてしまうのです。

 アリがその穴に迷い込んだら最後、どんなに頑張って這い上がろうとしても下 にずり落ちてしまい、穴の底に隠れていたアリジゴクは下からアリに砂をかけた りして、最後に噛みついて殺してしまうのです。まさひこ者は、長い時間 アリ ジゴクの観察をしていたようです。

 それから何日か過ぎて、まさひこ君は 学校の先生にこんなことを言いました 「僕ね、アリジゴクに虫を入れて遊んだんだ。ホロホロしたすりばち型の砂の中 に落ちたら、もう逃げられないんだよ。その虫は僕みたいだナ。

 たまには頭のいいのがいて、横に這いまわって、ぐるぐるとまわつて、ずり落 ちながらも、とうとう這い出して遠げることができたんだ。これは水木さんかな あ(水木さんは、色々な悪いことをして牢足に入ったりもしたけれど、イエス様 を知って悪いことを止めた人です。)

 でも、逃げることが出来るのは まれなんだネ。みんな食べられてしまうんだ ネ。

 そんなことがあってから、まさひこ君は「僕も聖書のお勉強会に行ってもいい かナ」と言って、牧師さんのお話を聞きに行くようになりました。

 悪いことをいつまでもしていると、アリジゴクに落ちたアリの様に悪いことか ら抜け出せなくなって、とうとうサタンにつかまえられてしまうと言うことを、 まさひこ君は、わかったのかも知れませんね。
(提供:母と子のはこぶね学園)