栄養素の分類

 今日の栄養学は、栄養学の重要牲をより深く認識して来ました。食事と健康の 関係に関する今日の知識は、過ぐる数十年の栄養的研究の成果であります。人体 及びその生理の生化学的知識はこの方面の研究の土台となりました。そしてその 研究の結果、食習慣と健康、又はその健康の度合いとの間には密接な関係がある ということが明らかになりました。

 最低の健康とは、病気はしないが、生気、活力、生活に対する熱意に乏しく、 最高の健康とはありあまる力、健康であるという感覚、喜び、生活に対する熱意 にあふれていることです。

 わたしたちの体はわたしたちが食する食物から出来上っています。強健な肉体 を作るためには、良質でしかも充分な量の栄養素を必要とします。丈夫な体は、 良い材料を使った丈夫な船が、嵐に破損されることがないように、病気に対する 抵抗力をもつています。

 かってカリフォルニアで地震があった時、多くの学校の建物がたおれました。 その原因は、充分な良い建築材料が使われていなかったということです。

 約20種類の化学的物質が集まって、人間の組織を構成しています。そしてこ れらの要素は、健康な肉体を作るために、それぞれ適当な量だけとらねばならな いのです。このような要素を、私たちは土の中に見出します。植物は地中のこれ らの無機要素を有機物に変化させます。人体はこの有機物を利用するのです。

 体内における働きによってこの要素を分類すると次のようになります。

A、身体を構成する要素

 1.蛋白質、化学的にいうと、蛋白質は炭素、水素、窒素、酸素から成り立っ
   ています。すべての筋肉、内蔵、神経、脳、血球、酵素及びあるホルモン
   類を構成しています。

 2.無機質、すべての必要な無機質申でもカルシュウム、リンは、骨及び歯を
   構成するのに特に必要であり、鉄は背血球の色素のために特に必要です。

 3.水は、すべての組織に欠くことのできない要素であります。体内のすべて
   の細胞は、水を含んでいて、体重の三分の二は水であります。

B、熱量となる要素

 1.含水炭素及び脂肪、すなわら澱粉と各撞の脂肪は、熱量となる食物で、酸
   素と結合することによって、燃焼し、体温の維持及び活動のエネルギーと
   なります。又、蛋白質の一部は熱量となります。

C、身体の調節素

 1.ビタミン類、ごく少量ではありますが、自動事のスパーク・プラグのよう
   に、身体に活力を与える有力な化学的物質です。これがなくては、生化学
   的活動が阻止され、生命を保つことはできません。

 2.無機質は調節素として必要です。例えば、ある無機質は、心筋、骨を動か
   す節肉の弛緩、収縮になくてはならないものです。

 3.水、身体の生理的及び化学的変化に欠くことができません。例えば、栄養
   物を組繊に運搬したり、老廃物を排泄するのに欠くべからさるものです。

 4.繊維は、小腸の蠕動運動及び大腸の排泄運動を刺激するために必要です。

これらの要素は定まった必要量を摂取しなければなりません。

A、身体の活動によって消化され、組織から排泄物として排泄されたものを補給
  するために必要です。

B、新しい組撒を構成するため

 1.成長勅において

 2.胎児の成長において

 3.高熱病の後、新しい組織を構成するために必要です