み名を知る者はあなたを寄り頼みます。主よ、あなたを尋ね求める者をあなたは
捨てられたことがないからです。詩篇9:10
お祈り
小金井公園にピクニックに行った時のことです。みんなで汽車ゴッコをして遊
びました。自動販売機も、改札口もつくりました。汽車は、ロープでつくったも
の。切符切りのハサミもちやんとあって、切符を切ります。楽しく遊んだ後、お
弁当を食べました。
さあ、帰る時間です。みんな、帰りの仕度を始めました。
突然幸ちやんが泣きべそをかきながら、「切符切りのハサミがない」と言って
やってきました。ハサミを友達の自転車のカゴの中に入れておいて、自転車を乗
り回しているうちに、ハサミをなくしてしまったのです。しかも、帰る時に気が
ついたので、広い広い公園の中のどのへんに落ちたのかわかりません。
ただ、「あのへんで自転車をたおした」という幸ちやんの説明を開いて、その
へんを探し始めました。緑の野原におちた緑色のハサミを探すのは、並たいてい
のことではありません。
松岡さんのおばさんと幸ちやんとで、うろうろしていると、帰り始めたはこぶ
ね学園のお友達が、どうしたのかと思って、又、ゾロゾロ戻って来ました。「よ
し、みんなで探そう」という訳で、ウロウロ、ゴソゴソ探し始めました。でも、
見つかりません。そのとき、誰かが、「お祈りしよう」と言いました。そこでみ
んな一度集まって、お祈りをすることにしました。
松岡さんは、みんなといっしょに「天の神様、ハサミがなくなったことを感謝
します。なぜならば、神様の力を見せていただくことが出来るからです。どうか
ハサミが見つかりますようにお願いします。イエス様のお名前によってお祈りし
ます。アーメン」とお祈りしました。
そして、落としたかしらと思うあたりを みんな一列に並び、手をつないで自
分の足元を見ながら進みました。10歩も歩いたか歩かないうちに、「あった!」
と横田さんがハサミを高く持ちあげました。「ここは、さっき何度も探したとこ
ろだったのに‥・」「まあ、こんなに早く見つかつて、せっかく宝探しで楽しも
うとおもったのに・・・」「お祈りつてすごいわねェー」それぞれの心の中に、
それぞれの思いがありました。でも、誰もが感じたことは、ひとつ、「神様はす
ばらしいナァー。」
このことがあってから、三才になるまきちゃんがいつも物がなくなると、すぐ
に「お祈りしようよ」と言うようになりました。
(提供:母と子のはこぶね学園)