人を片寄り見ることは良くない箴言28:21上句

 捨てられたキャベツ

 おじいちやんとおばあちゃんのところへ行く時通る畑の キャベツのお話をし ましょう。

 みなさんは、キャベツ畑を見たことありますか? キャベツも最初は小さな丸 い葉っぱが広がっていて、真中のところにもペラペラッとした小さい葉っぱがくっ ついているだけです。

 けれど、そのうちに、真中がモツコリ盛り上がってきて、ドンドン 大きくな りまず。そして、葉っぱが何枚も重なった美味しいキャベツに育って行くのです。

 でも、畑に由来たキャベツが どれもこれも 皆あんなに立派に出来上がるわ けではないことがわかりました。

 或る日、浅川さんが畑の側を通ってい。ると、キャベツ畑で ツンツン と芽 が伸びているのが見つかりました。良く見ると、葉っぱが丸く巻かないで伸びて しまったキャベツでした。

 どうしてこんな風になったのかは わかりませんが、それを作ったおじちやん やおばちやんは、そんなのを八百屋さんに売るわけにもいかないので、きっとガッ カリしてるでしょうね。

 何日かして行って見ると、そのキャベツは、畑のすみにポイと捨てられていま した。丸く巻かなくたって食べられるのに、どうしてポイと捨ててしまうのかし ら?「もったいないなあ」と思いました。

 浅川さんは、ふと 私達のお友達の中にも、時々、足が動かなかったり、手が とても短かかったり、上手にお話しが出来ない人がいるけれど、そういうお友達 が、すみのほうにポイと捨てられたみたいになっているのは、とてもいやだなあ と思いました。

 丸く巻いたキャベツは、高く売れるかも知れない。伸びたキャベツは高く売れ なくても、やっぱりキャベツはキャベツですもの。自分でどんなに頑張っても、 巻いたキャベツにはなれなかったんだから、「もっと大事に食べたいなあ」と思 いました。
(提供:母と子のはこぶね学園)