おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。 ピリピ2:4
自分の事ばっかり
山木さんが小学校6年の時、学校の中にのら犬が入って来て、大騒ぎになった
ことがありました。そののら犬は、60cmくらいの あまり大きな犬ではあり
ませんでしたが、逃げまわる生徒の後を追いながら、ほえていました。
その騒ぎの最中、山木さんは、仲良しのお友達と何も知らずに登校して来まし
た。犬は出口の所にいたのです。ぴっくりして、犬のいない方へ走りました。
すると、犬は追いかけて来て、友達の足をガリガリかみました。山木さんの所
に、そのお友達が泣きながら走って来ました。
犬は、しつこくついて来ます。山木さんも、おそろしくて犬を追い払うことも
出来ず、二人で手を取り合いながら、ブルブルふるえていました。
その犬はどうしたわけか、山木さんの足に吐かみつかず、友達の足ばかりねらっ
ているのです。
やがて先生が来て下さって 犬は追い払われ、友達の足も、病院に行き 手当
を受けることができました。こんな事がありましたから、山木さんは犬を好きに
なれません。
又、中学生の時、山木さんと三つ違いの妹と、夕方、用事を頼まれ、出かけた
時のことです。
あたりはうす暗くなって来たので、近道を通って帰ることにしました。家が沢
山建て込んでいる細い道を通って行った時でした。
突然、ワンワン! と、犬の吠える声が聞こえ、大人の背丈ほどもある大きな
犬の影が見えました。「キヤーッ!」と叫んで、二人は逃げました。
山木さんは、自分が助かることだけ考えて、近くの家の玄関の戸を開けて入り、
戸を閉めて隠れました。心臓は、ドッキン、ドッキンと打っていました。
その時、「アツ!妹はどうしたろう。」そう思って戸を開けました。妹は「大
丈夫、クサリでつながれているよ」と言つて笑っていました。
山木さんは、ホーツとしたと同時に、自分がはずかしくなりました。それまで
山木さんは、自分は妹思いの良いお姉さんだと思っていました。その時はイエス
様のことを和らない時でした。知っていたら、どうしていたでしょうね。
山木さんは、今はもう大人になり、子供も三人います。人にほめられた時に、
いい気持になって、自慢したくなりますが、そういう時に、妹をおいて自分だけ
逃げた時のことが、いつも思い出され、山木さんのすべてを知っていらっしやる
神様に、他の人のことを考えられる心を強くして下さるようにお祈りします。
(提供:母と子のはこぶね学園)