花粉の季節
春になり、町のあちらこちらでマスクをされた方々をお見受けします。
花粉症は、ある日突然、始まると聞きました。それはちょうど、コップに水が
少しずつ溜まり、いっぱいになった時点からあふれ出るように、その人に始まる
のだそうです。私もそのうち、ある日突然、花粉症に見舞われる日が来るのでしょ
うか。
さて、ある方がこんな、お話をしてくださいました。
「私は今まで神様の愛、神様の愛と聞かされてきましたけれど、まったく実感が
わきませんでした。しかし、ある日突然、「神様が私を愛してくださるのだ」と
いうメッセージが心に飛び込んできたのです。その時以来、『神様が私を愛して
いて下さる』という聖書の御言葉が自分自身のものとなりました」。
私はこのお話をお聞きしまして、さきほどの花粉症を思い出しました。「神様
の愛」と一言で言われても、なかなか分からないときがあります。
しかし、幾度となく牧師を通して、または聖書の中から、神様の愛についての
メッセージを聞いているうちに、ちょうど、コップに水が溜まり、あふれ出るよ
うに、「神様はこの私を愛してくださる」ということを実感できるようになるの
ではないでしょうか。
私自身もそうでした。あるとき、「神様は私を愛しておられる」ということを、
自分のこととして、とらえることができました。それは私にとって大きな転機で
した。
それまで、人と比べて、優れていなければ、生きがいを感じなかった私が、ま
たは、一角の人物にならなければ、人生に意味を見つけることができなかった私
が、ありのままで幸せになれる、たとえ他人と比べて劣っていたとしても、その
人生には意味があり、喜びがあることに遅ればせながら、気づかされたのです。
「神様がこのような私でも愛して下さっている」というメッセージは、人と比べ
て傷ついていた心を徐々に癒しながら、明るい前向きな人生へと私を導いてくれ
ました。
聖書の言葉、
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
イザヤ書43:4の言葉です。
(by 藤田 昌孝)