人はそれぞれ、自分自身の重荷を負うべきである。ガラテヤ6:5

  海ガメ

 ほとんどのカメは、陸の上か 池や川等の真水の中に住んでいます。しかし、 いくつかの種類のカメは、海の中に 住んでいます。このカメは、どうやって  卵を生むのでしようか。

 お母さんガメに卵を生む時がやってくると、のり越えなければならないいくつ かの難しい事があるのです。まず第一番目に、カメの体の中で 卵を安心して置 く所は一ケ所しかない、という気持ちがおこってくるのです。そこは、お母さん ガメ自身が卵からかえった 砂浜の上なのです。

 どんなに広い海の真唯中にいる時でも、この気持ちがおこつてくると、何日も 何日も泳いで自分が生まれた所へ帰っていくのです。

 道も、しるしも何もない海の中から、どうやって帰っていく事ができるのでしょ うか?まだ誰もこの事はわかっていません。

 第二の問題は、この重いカメが海から離れた砂の上に、どうやってあがってい くのかという問題です。海のすぐそばの砂浜は、波にさらわれていくうちに、砂 に埋めてあった卵が出てきて、鳥や動物たちに食べられてしまうからです。

 泳ぐ為の水かきは、陸で歩き廻るようにはできていません。だからカメは陸に 上がるためには高波を待ちます。夜の暗い時、波に乗って 出来るだけ遠くの砂 の上にのりあげて、その後は必死で自分の体をひきずって、砂の上を歩きます。

 次に水かきで穴を掘り、卵を100個以上も生みます。注意深く砂をかけ、又 ヨイショヨイショと海に帰っていきます。この往き帰りには3〜6時間位もかか るのです。

 砂の中の卵は、太陽の熱で暖められ、やがて赤ちゃんガメがかえります。かえ つた赤ちやんガメは、暑さや敵(タカやカモメ等)をさける為、夜砂の中から出 てきて、海へ向かって「チョコ チョコ」と必死で走って行きます。

 こうして海の中へ入って行くのですが、それからの一年間、どこヘ行ってしま うのか 誰にもわかりません。やがて お母さんガメのように大きくなって、海 の上に「ポッカ ボッカ」と漂うようになります。
(提供:母と子のはこぶね学園)