悪しき者は追う人もないのに逃げる、正しい人はししのように勇ましい。箴言28:1

  卵事件

 ある日の午後、たくちゃんとあいちやんは外で遊んでいました。すると小学校 3年か4年位の男の子2人が門の向うから「こっちにおいで」「女の子だけおい で」といっているのです。木の影でよく見えませんが、何だか様子が変なので戸 を開けてみました。その音を聞いて2人は「サーッ」と走って逃げて行きました。

 たくちやんとあいちやんは又もどって来て、家の前で遊んでいました。しばら くすると、又声がします。たくちやんとあいちやんを呼んでいるのです。2人は 又 表へ行きました。星野さんは さっき戸を開けて逃げられたので、今度はカー テンの影から その様子を見ていました。

 何か白い物を手に持っているようです。おにいちやんのじゅんちゃんに、たく ちゃんとあいちやんがいたずらされるといけないから様子を見て来て頂戴と話し ていた時です。

 突然たくちゃんとあいちやんの「ワーン」という大きな泣き声が聞こえてきま した。外に飛び出して見ると、2人の男の子が逃げて行きます。

 たくちゃんとあいちゃんの洋服には 卵がべットリ付いていて、お母さんの方 へ泣きながら走って来ました。お母さんとじゅんちやんで追いかけて広い道まで 行って見ましたが、シーンとして誰もいませんでした。

 戻って来ると、卵が 道のあっちこっちに割れていました。たくちゃんは左目 のところに傷がついてはれています。洋服を着がえさせながら、星野さんも子供 達もショックを受けていました。

「あの卵をどこから持って来たんだろう。」「近くの卵屋さんから持って来たの かしら」それとも「お家の冷蔵庫の中からお母さんに黙って持ち出して来たのか しら」「何もしない小さい子にぶつけるなんて」

 その時、じゅんちゃんが「きっと あの二人はイエス様を知らないんだよ」と 言いました。イエス様を知っていたら、小さい子に卵なんかぶつけたりはしませ んね。

 星野さんと子供達は、お祈りしました。「あの男の子達が、卵を持ち出してぶっ けたりするのはよくないと気がついて もうしないように。又男の子を見つけた ら又悪いことをしている友達を見つけたら、自分は小さくても『いけないよ』と 言える勇気を与えて下さいJと。
(提供:母と子のはこぶね学園)