天国の入試

 ある日、何気なくインターネットを見ていると、ある記事に目が留まりました。 それは私達と信仰を共にしている姉妹に関する記事でありました。これから少し、 その記事の一部分を紹介したいと思います。

 イギリスの著名な日刊紙「ガディアン」は8月15日に「A単位五つでもまだ 足りない」というテーマで優秀な成績にも関わらず、イギリスの最高の名門大学 あるケンブリッチ大学で不合格処理された3名を取り上げて紹介しています。

 この3名は五つの単位が抜群の成績Aであったにも関わらず、親が障害者、労 働者、外国出身だという理由で、私立学校で学んだ人に比べて何倍もの努力と才 能を見せたにも関わらず、不合格とされたのです。

 とくに、この3名の中で6科目を試験科目として選択し、すべてにA単位を取っ たソン・エステルさんのことを大きく取り上げて残念で仕方がないと書いていま す。ソン・エステルさんがイギリスに行くようになったのは自分の意志というよ り、神学を学ぶために留学された父の意志によるものでした。

 その時、彼女は三育高校二年を終わったばかりでした。最初は父の二年間の勉 強が終わったら一緒に帰国する予定でありましたが、もっと広い世界で挑戦して みたいというソンさんの意志を尊重し、父は彼女を残したまま帰国します。

 彼女はSDAサインズの編集部長として働いている父のことを考え、学費がか さむ私立に行かず、公立学校を選択し勉学に励んだという。

 この世では不条理と思われるものがまだ多くあります。そしてそれを受け入れ なければならない時もあります。私達もソン・エステルさんと同じようにすべて の科目や人生の様々な分野において、Aをもらってもなお乗り越えることのでき ない高い壁というものがこの世にあります。

 しかし、聖書の世界は違います。キリストの恵みの世界は違います。神様は私 達すべての人にキリストを通して既にAll Aを与えているのです。それは自分 の努力や行いや功績によるものではありません。ただ、主の十字架の恵みによっ て与えられているAであります。

 ですから、誰も神の前で誇ることができないのです。誇りえないのです。自分 を誇らないで、主を誇るようになるのです。ヨハネによる福音書6章には信仰に おいて、とても大事なことを教えています。

 「神の業を行うには、何をしたら良いでしょうか」という人々の質問に対して キリストは次のように答えられました。「神がお遣わしになった者を信じること、 それが神の業である」。

 つまり、キリストを信じること、キリストの恵みを受け入れることが神の働き であるということでした。私達は皆そのような人であります。私達に出来ること、 それは主を喜び、主の恵みを感謝し、賛美することだけだと思います。

 主は言われます。あなたは既にAll Aである。天国入試に合格されていると。
(by 柳 鍾鉉)