お米を食べると太る?
ご飯を食べると太るというイメージを持っておられる方が多いですが、それが
正しいかどうか説明いたしましょう。
人間は飢餓を生き抜くために脂肪を体にため込む遺伝子を持っています。日本
人にはその働きの強い体質の人が多く、逆に脂肪を燃焼させるアディポネクチン
というホルモンは少ないことが分かっています。
これは「倹約遺伝子」体質と呼ばれ、本来は私たちの生存に有利に働いていま
した。
ところがここ二十数年、日本人の食生活は欧米化してきました。脂肪の摂取量
が多くなった上に、倹約体質のせいで肥満傾向に拍車がかかり、糖尿病などの生
活習慣病の原因となっています。
また、脂肪細胞からはレプチンというホルモンが出ていて、食欲をおさえ脂肪
の消費をうながしています。
最近の研究で、炭水化物(お米など)を摂っているとレプチンの働きが増える
のに対して、脂肪の多い食事ではこれがうまく機能せず、肥満につながりやすい
ことが分かってきました。
ということは、以前のような、お米の割合が多い食事がバランス的に優れてい
るといえます。
(21 Lequio vol.963 2003.09.11 参照)
(by 壷田 淳子)