使命をおびて
2006年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い
いたします。
新年を迎えるにあたって、新年の目標をたてる方もいらっしゃるでしょう。中
には「どうせ、三日坊主に終わるからたてません」という方もいらっしゃるかも
しれません。しかし私たちSDAクリスチャンはそもそも神様から大切な使命が
与えられています。
ですから毎年あえて新年の抱負をたててもたてずとも、旧年は、どうのように
してその使命に参与できたか?また新年はどのようにしてその使命に参加するこ
とができるか?どのようにして神様に用いられてゆくか?ということを、再確認
する必要はあると思います。
昨今、いろいろな会社・企業では、ミッション・ステートメント(存在理由・
使命)、企業理念の作成に時間を割いているようです。誰でも、価値観や方向性、
目標、世の中に対する使命感を明確にしている会社で働きたいと思うからです。
しかし残念ながら、そのミッション・ステートメントは、「万が一誰かに尋ね
られたときにあったほうがよい」という程度のものであったり、単に社員を競争
させるためのスローガンになってしまっている所も少なくないそうです。
果たして、その企業のミッション・ステートメントや企業理念が、社員の誇り
を呼び起こし、進むべき道の手引きとなっているだろうか。それとも、ただ壁に
貼られ、幻滅と疲労を招き、やがて忘れられてゆくものか。この違いは大きいよ
うです。
旧年は長老会の中でも、私たち大阪センター教会のミッション・ステートメン
トを再確認し、もう一度作成してゆこうという意見が出されました。新年は教会
長老の方々を中心にして、教会の方向性、その存在意義、大阪センター教会に与
えられている神様から与えられている使命を再確認する年となったら素晴らしい
ことだと思います。
そしてこのことは、教会だけに留まらず、個人のうちにも必要な事柄です。私
たち個人が、神様から与えられている使命を明確に持つことも大切なことなので
す。
しかしながら、個人的な使命を持っている人は、あまり多くはいないようです。
ですから、私たちは自らに与えられた使命をはっきりと持っている人に出会うと、
新鮮な感動を覚えます。
その人から、安定感と充足感、生きる喜びを感じとることができます。聖書の
原則に基づく、神様から私たちに与えられている使命を明確にして生かされると
き、私たちの人生には、安定感・充足感が与えられます。
この世的な成功、不成功にとらわれない、生きていること自体を喜ぶことので
きる充実感が与えられるのだと思います。
「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。
わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。かの日には、大勢の者がわ
たしに、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を
追い出し、御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろ
う」(マタイ7:21、22)。
このイエス様のお言葉は、よく誤解されますが、「神様ばかりに頼ってないで、
自分の方でも頑張りなさい」という意味ではありません。ここに出てきている人々
は悪霊を追い出し、預言をし、奇跡を行っている人たちです。けっこう頑張った
人たちです。ただし、彼らは日常的な事柄の中には、神様の御心を反映していな
かったのかもしれません。
主が望まれていること、それは、まずイエス様の十字架の救いを無償で受け入
れることです。そして救われた者として、日常生活のあらゆる場面に、自分に与
えられた神様からの使命を反映させてゆくことです。新年に向けて、私たち一人
一人に与えられている神様からの使命をもう一度確認してゆければと願います。
(by 藤田 昌孝)