助け(パートナー)
「苦難の日に主があなたに答え ヤコブの神があなたを高く上げ 聖所から助け
を遣わし シオンからあなたを支えてくださるように」(詩篇20:2、3)
この言葉は、今から戦いに出て行こうとするダビデ王についての祈りの言葉。
これから始まろうとする戦いにおいて、神様の守りと勝利を願った祈りの言葉だ
といわれています。
戦いの相手は、おそらく、アンモン人(歴代誌上19章)、戦車3万2千両を
持つ強力な軍隊です。戦車は当時としては最強の武器です。今にたとえるなら、
最新のミサイルのようなものです。
一方ダビデ率いるイスラエル軍は歩兵のみ。ああ・・・まさにイスラエルは窮
地に追い込まれ、苦難の日をむかえるのです。
しかし、目に見える軍事力や経済力にはよらず、天より神様の力を受けて、ダ
ビデはやがてアンモン人に勝利します。それは神様の勝利でした。
今回、ここで注目したいのは、「聖所から助けを遣わし」の「助け」という言
葉です。ここで、使われています「助け」とはヘルパーというよりは、パートナー
という意味を持つのだそうです。
聖書では創世記2:18に同じ言葉が出てきます。
主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろ
う」(創世記2:18)。
これは、夫婦関係のパートナー(伴侶)のことです。
神様が我々の人生のパートナーになってくださるとは何と素晴らしいことでしょ
う。
そういえば、先にご紹介しました聖句の「ヤコブの神が・・」のヤコブに対し
て神様は、次のように約束されました。
「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなた
を守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすま
で決して見捨てない。」 (創世記28:15)。
人が成長するためには、2人の人が必要だといわれています。
1人は、モデル(模範)となる人です。私たちは、モデルと思える人、尊敬す
る人ご本人と出会うとき、たいへん大きな啓発を受けます。やる気が生まれてき
ます。その方との出会いの経験は、本やビデオで知る経験よりも、ずっと大きな
影響を私たちに与えてくれます。
そしてもう1人は、パートナー(共にいる人)です。互いに助け合い、励まし
あい、共感し、共に成長しようとする同志の存在です。人が1人でその志を継続
するのは時として困難です。励まし合うパートナーが必要です。
教会にクリスチャンとして集っていますと、尊敬する人、模範となる人に出会
うことができます。そしてまた、共に助け励まし合うことのできる、志を共にす
る友を得ることができます。
そして、何よりも、真のモデル(模範)であられるイエス様を知ることができ
ます。同時に、このお方主イエス様のニックネームが「インマヌエル・神は我々
と共におられる」(マタイ1:23)であるということを知るのです。
試練のとき、苦しみの中に私たちが置かれているとき、自分が孤独だと思われ
るとき、眠れない夜、不安の中でもがいているとき、私たちの人生のパートナー
であられるイエス様がそこにいてくださるのです。
(by 藤田 昌孝)