ツバメの実習
以前ご紹介した『プチ哲学』(佐藤雅彦)の中よりもう一つご紹介いたします。
場面1:ツバメの親子が電線にとまって会話をしている。下の方では虫たちが飛び回っている。
ボク「お母さん、ボクあんなに早く動いている虫取れないよ」
お母さん「だいじょうぶよ」
場面2:とまっていた電線より飛び立ち親子一緒に飛行しながら
お母さん「ほら、早く飛べば虫はとまって見えるのよ」
「動いているものは動いている者にしか見えない」猛スピードで走っている新幹
線の中の乗客は、普通は外からは見えません。
ところが、走っている方向に首をすばやく振ってみると、一瞬だけ窓辺の乗客
が見えることがあります。お弁当を食べている様子さえ見えることもあります。
このように動いているものは、動いている者にしか見えません。
この漫画では、すばやく動く虫たちを捕まえるために、ツバメの親子は同じよ
うな速さで動きます。するとまるで虫たちが止まっているように見え、たやすく
捕まえることができるようになります。
このことは、ものの見方だけにとどまりません。もしも、この世の中で何が一
番ビビッドに(鮮やかに、生き生きと)動いているかを知りたいとしたら、自分
自身もビビッドに動いていないといけません。動いているものは、動いている者
にしか見えないのですから。
「わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。もはや、
わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないから
である。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがた
に知らせたからである。あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあな
たがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、
また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしが
あなたがたを任命したのである。互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令で
ある。」(ヨハネ15:14−17)。
神様のお働きを見ようと思ったら、神様のお働きを共にさせていただくために
動き始めればよいということになります。
イエス様の友として、神様のなさっていること(互いに愛し合う)になんらか
の形で参与させていただく。自分の人生を用いていただく。体が動かなくとも、
お祈りによって心を動かします。そうするならば、願うものは与えられ、実を結
ぶことができるというのです。主と共に動く者には見えるのです。
先日、素敵な言葉をプレゼントされました。
「多くの人々は何が本当の幸せを構成するかについて誤った考えを持っています。
幸せは、欲望の充足によって得られるのではなく、価値のある目的に忠実であ
ることによって得られるのです」。ヘレン・ケラー
(by 藤田 昌孝)