霊的パッケージ

 以前、「5%にエネルギーを注げ」のお話をさせていただきました。それは、 私たちにとって最も必要なことの一つが「人格形成」であること。

 そしてその「人格形成」は他人に任せることができない5%の働き(「子供で あること」「夫であり、妻であること」「父・母であること」「祖父・母である こと」「自分を成長させること」)によって築かれる、というものでした。

 東京の御茶ノ水で開かれた「教会におけるリーダーシップ」というセミナーか らのお話です。講師のウェイン・コデイロ牧師(ニュー・ホープ・クリスチャン ・フェローシップ・オハウ教会主任牧師)は「自分を成長させること」について、 さらに「霊的パッケージ」という言葉を使って説明されました。

「パッケージ」とは、いくつかの商品をひとまとめにしてセットで販売するとき にも使われる言葉です。今回の場合、霊的情熱を維持し続けるための工夫4つを 1セットにしてご紹介下さいました。次の通りです。

1.良い書物をよく読む。リーダーは霊的な良書、リーダーシップに関する本を
  読む。

2.心を燃やす人々と交わる。

3.スタッフ(教会)との間で起きた問題をできるだけ早く解決する。スタッフ
  との関係が喜びに満たされなければならない。

4.ディボーションの時間を大切にする。日々のディボーション(祈り、聖書を
  読み、ノートを取り、神様と交わり、御言葉を実行する)は必要不可欠であ
  る。

 私たちにとって、1の良書はエレン・G・ホワイトの書物が最も推薦できると 思います。

 2のように教会や小グループでの交わりで、霊的情熱のある人と接して元気を いただけます。

 3のように、兄弟姉妹との間で起きた問題は速やかに解消できたら素晴らしい と思います。

 そして4、毎日のディボーション(祈り、聖書を読み、ノートを取り、神様と 交わり、御言葉を実行する)です。

「『ディボーション』という言葉は英語ですから嫌です」という方が時々いらっ しゃいますが、そろそろ言葉の意味を理解していただければと思います。そのよ うでは、「SDA」も「ソング・サービス」も、「グループ」も使ってはならな いことになりかねません。

 不必要なカタカナ英語は避けるべきですが、「ディボーション」のように日本 語にすると「一人で神様と向かい合い、祈り、聖書を読み、ノートを取り、神様 と交わり、御言葉を実行しようとする静かな時間を持つこと」と長くなってしま います。

 キリスト教界では今や当たり前のように使われている言葉です。そろそろ市民 権を持たせてあげてもよいかと思われます。

 そしてこのディボーションは私たちにとって、重要な事柄です。カタカナ英語 だからと言ってかたくなに拒むわけにはいきません。それは私たちクリスチャン にとって生命線だからです。

 イエス様は特にこの時間を大切にされました。ホワイト夫人は次のように書い ています。

「イエスは、われわれと同じおかた、われわれの必要と弱さを共にされるおかた として、全的に神によりたのまれた。そして義務と試練に対して張り切って出て 行くために、イエスは、ひそかな祈りの場所で、神の力をお求めになった。

 主は、神とまじわることによって、ご自分に重くのしかかっている悲しみの重 荷をおろすことがおできになった。イエスはたえまないまじわりを通して神から いのちを受けられた。イエスの経験がわれわれの経験となるのである。

 イエスのみことばに留意するとき、われわれはもっと強く、もっと役立つ者と なる。・・・もしきょうわれわれが時間をとってイエスのみもとに行き、われわ れの必要をイエスに告げるならば、われわれは失望させられないであろう」 (『各時代の希望』中100−101)。
(by 藤田 昌孝)