「高ぶる者は低くされる」


「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。、、、、、あなた

 はさきに心のうちに言った、「わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の

 星の上におき、、、、、、いと高き者のようになろう」。しかしあなたは陰府

 に落とされ、穴の奥底に入れられる。」                 

                       (イザヤ14の12−15)


 被造物でありながら、神のようになろうとしたルシファーは、天から落ちてし

まい、陰府に落とされると宣告されています。自分に与えられたものを、あたか

も自分が獲得したかのように誇る時、その人は低くされます。高慢とうぬぼれほ

ど神がお嫌いになるものはありません。                  

 神学生の時、企画、準備、公演すべてを神学生が行う講演会をしたことがあり

ます。わたしは毎週の例会が、事務的な話し合いばかりなので、欠席するように

なりました。                              

 講演会が近づいたある日、久しぶりに例会に出席しました。その日は献身会で

した。役割毎に担当者たちがグループになって、最後の打ち合わせをしていまし

た。その時、私は心の中で、「私に讃美歌礼拝をさせてくれれば、もっとうまく

やれるのに」とつぶやいていました。いよいよ当日が来ました。私も出席しまし

た。一人でも多ければ講演会が盛り上がると思ったからです。その日講演会は、

神の霊に満ちた素晴らしい講演会でした。その時私の心に一つの声が響いてきま

した。「おまえのように傲慢なものを私は必要としない。おまえがいなくても、

講演会はこのように成功するのだ。」私の心は重く沈んでしまいました。   

 家に帰ると直ぐにひざまずいて祈りました。傲慢だった罪を告白し、許しを求

めました。                               

 その翌日、Tさんから「明智さん、Nさんが風邪をひいているので、彼に代わ

って、明日司会をしてくれませんか」と頼まれたのです。私は許された、と確信

しました。その時の司会は私にとって特別に意義深いものでした。      

                             (by 明智信作)