「神の宝」


「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」    

                            (イザヤ43の4)


 「わたしの目」とは神の目、私のすべてを見てきた目です。人の知らない、隠 

れた所でしたこと、言ったことすべてみてきた目、心の思いまで見抜いている目、

知り尽くしている目です。しかし、神はすべてを知り尽くしてもなお、私をこの 

ままで愛し、丸ごと包んで下さるのです。神は、私たち1人1人をかけがえのな 

い存在として造って下さり、愛して下さいます。「あなたは、私の宝だ」とおっ 

しゃって下さるのです。                          

 「キリストへの道」7ページにこう書かれています。「イエスの目にはどの魂 

もみな尊くうつったのであります。かれは神の子の威厳をお供えになっていまし 

たが、へりくだって、神の家族の1人びとりをやさしく思いやり、どの人を見て 

も、この罪に落ちた魂を救うことこそ自分の使命であるとお思いになったのであ 

ります」                                 

 最近、私は道を歩く時、しばしば出会う人の顔を見ながら、心の中で「私の目 

には、あなたは高価で尊い。私はあなたを愛している」と口ずさんでいます。そ 

うする時、その人たちが大切な存在に思えて来るのです。どの人も神の目には、 

高価で尊い宝石のような存在です。この素晴らしい神を知って幸せになってほし 

い、と言う気持ちになるのです。                      

 私たちは皆、この神を知って人生が変わってきました。もっと知るなら、もっ 

と変わって行くでしょう。またお互いを神の目で見ることを学ぶなら、お互いの 

人間関係も、さらに暖かいものに変えられていくに違いありません。      

 神よ、私がいつも、あなたの目で隣人を見ることができるようにお助け下さい。

                             (by 明智信作)