「わたしをあわれんでください」
お元気ですか? 明智信作です。新約聖書に、一人の盲人がキリストによって
いやされた奇跡が記されています。ある日、バルテマイという名の盲人が道ばた
で物乞いをしていました。そこをイエスと弟子達が通りかかります。彼は、イエ
スだと聞いて、「ダビデの子よ、わたしをあわれんでください」と叫びだしまし
た。先頭に立つ人々が彼をしかって黙らせようとしましたが、彼はますます激し
く叫びつづけました、「ダビデの子よ、わたしをあわれんで下さい」ここに彼の
真剣さ、熱意が現れています。彼は自分がしかられようと、人にどう思われよう
と問題にしませんでした。彼は自分で自分をいやすことができないことをよく知
っていました。ただキリストのあわれみにすがる以外に希望がなかったのです。
自分の足りなさも十分承知していました。しかし、彼の耳に届いていた、イエス
様のうわさは、彼の心に希望を与えました。このおかたは、この私をさえ決して
お見捨てにならない、今まで、このおかたに助けを求めて拒まれた者は一人もい
ない、だれもが必要な助けを受けることができた。きっと、私の願いにも耳を傾
けてくださるにちがいない、と確信していたのです。彼は、自分の内に誇るもの
は何もないと知っていましたが、それでもなお、イエス様は自分を見捨てられな
いと信じ、そのあわれみにすがる信仰をもっていたのです。この盲人の信仰に答
えて、イエスは彼の目を開かれました。
自分の無力を認め、キリストの憐れみに信頼して、すがり求める者を主は決し
てお見捨てになりません。「わたしをあわれんでください」と真剣に祈る祈りほ
ど神の心を動かす祈りはないのです。憐れみ深いイエス様は、この叫びを決して
無視することができないのです。あなたは、なにか自分ではどうしても解決でき
ない問題をおもちでしょうか。自分の性格のことで悩んでおられないでしょうか。
いけいないとわかっていながら勝利できない罪をおもちでしょうか。「主よ、わ
たしをあわれんでください」と激しく、叫び続けてください。
(by 明智信作)