「愛の卵の奇跡」


 お元気ですか? 明智信作です。新約聖書のヨハネ第1の手紙の中に、「神を 

愛している」と言いながら兄弟を憎む者は、偽り者である。神を愛する者は、兄 

弟をも愛すべきである。というみことばがあります。あなたの生活を振り返って 

見て、どうしても赦せない人がいないでしょうか。ごく身近な嫁と姑、夫と妻、 

兄弟どうしの間、職場の上司と部下、あるいは同僚との関係の中に、問題はない 

でしょうか。その問題に勝利できたらどんなに楽しく暮らせることでしょう。ど 

うしたらよいでしょうか。韓国であった話です。ある一人の女性がいました。こ 

の方は、どうしてもお姑さんが憎くてしかたがありませんでした。赦せなかった 

のです。早く死んでしまえばいい、と思っていました。ある時、彼女が信頼する 

人に相談したら、姑を殺す方法を教えてあげよう、毎日1個卵を食べさせなさい、

100個食べさせたら、姑は死にます、と言いました。当時、卵は貴重品で、高 

価な物でした。毎日、姑に卵を食べさせることは、経済的にもたいへんでした。 

しかし、彼女は、100個食べさせれば姑は死ぬ、と思い、毎日、卵を与えたの 

であります。最初姑は、嫁のする事が理解できませんでした。しかし、貴重な卵 

が食べられるので、喜んで食べました。40個まで食べさせた頃、姑は思いまし 

た。こんなに苦労させたのに、嫁はわたしにこんなに親切にしてくれる、自分は 

嫁に悪いことをした、と反省するようになりました。70個食べさせた頃、嫁の 

心も変になってきました。卵を与え始めた頃とは違った気持ちになってきました。

やがて100個目を食卓に出した時、姑は、こんないい嫁にいじわるしたのか、 

申し訳なかった、あなたは本当にいい嫁だ、と言いました。そう言って、姑が卵 

を食べようとした時、嫁が、「だめです。食べると死にます。お母さんは永く生 

きなければなりません。」と叫んだのです。憎みあっていた嫁と姑は抱き合って 

和解したのでした。まず先に愛を与えましょう。神の助けをいただいて、与え続 

けましょう。                               

                             (by 明智信作)