「復活の希望の力」


 お元気ですか? 明智信作です。聖書は、キリストの再臨を「祝福に満ちた望 

み」と言っています。再臨が、祝福に満ちているのは、何よりも、再臨の時、神 

が死を滅ぼしてくださるからです。誰もが避けることのできない死の問題を解決 

して下さる時、それがキリストの再臨であります。かつて、高校の教師をしてい 

て、35歳の時、筋ジストロフィーになられた難波紘一先生は、「この生命燃え 

尽きるまで」という本の中で、新約聖書コリント第一の手紙15章51節を引用 

しています。「ここで、あなたがたに奥義を告げよう。わたしたちすべては、眠 

り続けるのではない。おわりのラッパの響きと共に、またたく間に、一瞬にして 

変えられる。」という言葉です。その後、難波先生は、「この、からだのよみが 

えりこそ、わたしのように体が日に日に衰え、滅びていく者にとっては、最大の 

希望となっているのです。私は、この世ではみじめな最後を迎えなければならず、

毎日毎日、肉体の終点に向かって確実に私の病気は進行していきます。その、滅 

びゆく自分の肉体が、終わりのトランペットの響きとともに栄光の姿に変えられ 

るというその一点を見つめつつ、今、すべての苦難、苦痛を耐え忍びながら、淡 

々と残された日々を送っていく。それが、私の喜びであり、私の希望となってい 

くわけです。」難波先生は、他の講演で次のように語っています。「みなさん、 

考えてみて下さい。私は、この世的に見れば、とても不幸です。私の病気が進行 

し、やがて全運動神経の機能はストップし、家族とのコミュニケーションもうば 

われようとしています。私は、日本人の平均寿命まで生きれないかも知れない。 

医師からは、匙を投げられているかも知れない。しかし、私は今、自分を不幸だ 

とは思っておりません。ものすごく大きな喜びに溢れています。それは、なぜで 

しょうか。それは、私に一つの希望があるからです。」彼は、この講演の3年後 

に45歳で眠りにつかれました。復活の希望は信じる者にとって、こんなにも大 

きな力なっているのです。                         

                             (by 明智信作)