「笑顔の感染力」


 お元気ですか、明智信作です。先週「ジラードの250人の法則」をご紹介し、

一人に好感を与えることは、その背後にいるおおぜいの人に好感を与えることに 

なる、ということを申し上げました。もし、相手の態度、表情にかかわりなく、 

いつも積極的に、明るく、笑顔を振りまく人がいるなら、その場の雰囲気は随分 

変わるにちがいありません。私の尊敬する先輩の牧師が、アメリカに留学中、こ 

んな経験をしました。先生は、当初、言葉さえ達者であれば対人関係は一応無難 

にやっていけると思っていました。ところが、同じアルバイト先の仕事場に全然 

英語のできないプエルトリコ人がはいってきました。かれは英語ができないとい 

う重大なハンデの上に、黒人であるという二重のハンデを負っていました。とこ 

ろが、二、三日もたたないうちに、彼は、職場仲間の人気者になっていたのです。

先生は驚きました。そしてしばらく彼を観察したしました。その結果秘密兵器を 

発見したのです。彼は仕事場には微笑満面で口笛を吹きながらはいってき、人に 

会うとだれかれの区別なく「ハーイ」と一つ覚えの英語で愛嬌を振りまき、大き 

な目をくるりとまわして大げさなウィンクをするのです。それでも、白人の中に 

は特有の冷たい一べつを与える者も少なくありませんでした。しかし、彼は、そ 

んなことにはお構いなく、いつも笑顔を失いませんでした。彼はまもなく「スマ 

イリー(笑顔)」というニックネームがつけられました。先生も、いつしか、そ 

の人と親しくなっていったそうです。笑顔の力はたいしたものです。彼のほほえ 

みには、言葉以上のメッセージがありました。「わたしはあなたが好きです」「 

わたしはあなたと友達になりたいのです」「もし必要ならお手伝いでもしますよ」

というサインを連発していたのです。神は私たちにもこのような人の心をとらえ 

ないではおかない笑顔を期待しておられます。神の変わらない絶対の愛で愛され 

ていることを知る時、この笑顔が生まれてくるのではないでしょうか?     

                             (by 明智信作)