「命より大切なもの」

 お元気ですか、明智信作です。人間は誰でも、過去にいろいろな過ちや、失敗 をしています。その失敗の中には取り返しのつかないような深刻なものもありま す。その取り返しのつかない失敗やあやまちを後悔して、きょうも重い荷物を背 負って苦しんでいる方がおられるかもしれません。その重い荷物をおろすことが できたらどんなに楽になれることでしょう。イエス・キリストはこのような人々 に、次のように招いておられます。「全て重荷を負うて苦労している者は、わた しのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」 キリストのもとに来る とは、キリストを信じることです。星野富弘さんもこのキリストを信じることに よって、荷をおろし、休みを体験しています。星野さんは、中学校の体育の教師 をしていた方ですが、放課後、器械体操の模範演技をしていた時、あやまって首 の骨を折り、一瞬にして首から下が動かなくなってしまいました。彼が口に絵筆 をくわえて描いた詩画集「鈴の鳴る道」の中に、こんな詩があります、

 「いのちが一番大切だと 思っていたころ 生きるのが 苦しかった
  いのちより大切なものがあると知った日 生きるのが 嬉しかった」
(繰り返し)

キリストを知る前と、キリストを信じるようになってからの星野さんには、決定 的な違いがみられます。首から下が麻痺して動かないという事実は変わりません。 しかし、彼の心は大きく変わっています。星野さんにとって、「いのちより大切 なもの」とはすなわち、キリストを信じる信仰でした。星野さんはキリストと出 会って、苦しみが喜びに変わったのです。彼の真実な言葉は、キリストを知るこ と、信じることががどんなにわたしたちの人生に大きな影響を及ぼすかを教えて くれます。キリストを信じることは、心に平安をもたらし、明日に向かって、明 るく、前向きに生きる力となります。
                             (by 明智信作)