「母の日のプレゼント」
お元気ですか、明智信作です。口に絵筆をくわえて書いた、星野富弘さんの詩
画集「速さのちがう時計」の中に、こんな詩があります。
「母の日のプレゼント
何にしようか考える
母が一番喜んでくれるもの
母が一番ほしいといっているもの
いくつかあるのだけれど
それはみな台所用品だったり
畑で使うものだったり・・・
家族のために使うものばかり
毎年考えて涙ぐむ
母の日のプレゼント」
母親というものは本当にありがたい存在ですね。いつも家族のこと、子どもの
ことを心にかけてくれます。私にも大事な母がいます。下関市の隣の豊浦町で、
一人元気に、畑を作ったりして暮らしています。畑仕事も、できた新鮮な野菜を
私たちに送るためです。送料を考えると、店で買った方が安いのですが、母はそ
れでも送ってきます。損得勘定なしに送ってくれます。ですから母が送ってくれ
る宅急便には、お金では買えない暖かい心がこもっています。私がまだ神を知ら
ない時、私は母を通して、神の暖かい心、優しさに触れてきたと思います。私が
小学校の低学年の頃、授業参観日がありました。私のクラスは体育の授業があり
ました。みんな真っ白のトレーニングパンツをはいていたのですが、私だけ、下
着のパンツだったそうです。「そうです」というのは、自分が何を着ていたか、
覚えていないからです。母は、その頃祖父が作った借金を返すために、必死で働
き、雀の涙ほどずつでも、返済に向けていましたので、私のトレーニングパンツ
を買うゆとりなど、全くなかったのです。パンツで授業に出ていた私を見て、母
はふびんに思ったそうです。しかし、私の心には、恥ずかしかった思いなど微塵
も残っていません。貧しさゆえにみじめに感じたこともありません。母の愛を受
けていたので、明るく生きられたと思います。母親こそは、神が私にくださった
最大のプレゼントの一つです。お互いに、大切な母に感謝を表したいものですね。
(by 明智信作)